輪に入ることは難しい


俺にとっては
すごく難しいこと




「後で来いよ」



そう言われても


行けない


踏み留まる




俺が行くことで空気が壊れてしまうのではないか


そうでなかったとしても
そう思われていなかったとしても
そんなことを考えて気を使っているような俺は
輪に入るべきではないのではないか


いや
むしろそんな影響力すら俺には無い
そんな大それたものが俺にあるなんておこがましい考えだ
何も無い
何も無いのだ




そんなことをいつもいつも


いつもいつも


考える


そんなことを考えて逃げる




言ってくれるのはすごく嬉しいんだ
何よりも嬉しい




俺なんかが行ってもいいのかい


無理だ


人と接するのが


糞だ





誰か接し方を教えてくれ


そんなことを考える時点でどうかしているのだ


人と接することに方法などあるものか


自然にできることのはずなのに


緊張する
訳がわからなくなる
すぐに調子に乗る
そして空気を乱す


俺なんて人間は







つらい
辛い
辛い
からい
辛い
辛い



なんて虚しい心なんだろう
なんて貧しい心なんだろう


とぼし過ぎる



すでに謝罪の言葉は何も見つからない



あのころには引き返せない


嬉しいあのころにも
苦しいあのころにも


戻れない
直せない


今なのだ


それでも過去を引きずって
引きずって
引きずって


一体
いつになったら
引きずりすぎて軽くなるんだろう






さて


こんなことを書いて何になるというのだ
同情でも引こうか
個性でも押し出してみるか
異質感を演出しようか


とても虚しい考えだ





今の俺は
全くもって生産性がない


毎日毎日
何をやってるんだ
俺は



何もやっていない
いやしない






こんな俺にはさっさと愛想をつかしたほうが良い
無駄だから
不安定な人間は無様で愚かだから
相手にしない方が良い